人に話したくなる『血圧』とは?②
ども、最近白砂糖を使ったお菓子がおいしいと感じなくなってきたやーくんです。チョコボールイチゴ味が好きだったころが懐かしい、、、
前回の続きからさっそくいってみよー!
前回のまとめ
・血圧とは、、、?
『血管壁に与える血液の圧力』『血管を内から外に押し出す力』
・血圧が変動する理由(補足あり)
血液の量【心拍出量、水分補給、汗をかくなど】
流れる血液のスピード【血液の粘度、血糖値など】
血液が流れる距離【血管長、体格の違いなど】
そのほか、、、血管断面積、血管抵抗性、血管収縮、血管弾力性など
■②高血圧と低血圧について■
・高血圧の基準
この表を見てください。この表は日本高血圧学会が作ったものです。これを基にすると、Ⅰ度高血圧より上から高血圧に当てはまります。収縮期血圧とは心臓が収縮したときの血圧で、いわゆる最高血圧です。拡張期血圧とは心臓が緩んだ時の血圧で、いわゆる最低血圧です。この表を参考にすると最高血圧は140~159、最低血圧は90~99の間です。最高血圧、最低血圧どちらか一方でも基準を満たせば高血圧に当てはまります。また家庭用の機械で測定した時と医療機関で測定した時では、測定結果に誤差が出るため基準が分かれています。
日本人の多くは歳をとると血圧が上がっていきます(特に最高血圧)。高血圧の原因は生活習慣や遺伝など原因はたくさんありますが、大部分が原因不明の『本態性高血圧』です。まとめると、ほとんどの人は年を重ねるほど血圧が高くなっていきます。下のグラフを見ると年齢が高くなるにつれて、血圧が高くなっているのがわかりますね。
※本態性・・・原因不明のこと
・低血圧の基準
WHO世界保健機関では、『最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下』を低血圧と定義しています。低血圧の原因も様々ですが、高血圧の方に比べて人数は少ない傾向です。
■血圧異常で起こること■
血圧異常で起こることで一番怖いのはやはり病気ですよね。特に高血圧が原因で起こる病気には命にかかわるものが沢山あります。メジャーなものでは脳梗塞やくも膜下出血、心筋梗塞などがあげられます。今回は代表的な3つをあげて説明しますね。
高血圧が原因でおこる病気
※脳卒中は高血圧によって最もリスクが高くなります。
脳の病気はたとえ命が助かったとしても、体のマヒが残ったり言語障害など後遺症が残るリスクがあります。平成28年国民生活基礎調査で要介護者の介護が必要になった理由に、認知症に次ぐ二位で脳卒中がはいっています。因みに三位は高齢による衰弱です。日本人の死因第四位でもあるので、とても注意が必要ですね!
狭心症は一時的なものですが、心筋梗塞は命に関わる危険な病気です。心筋梗塞は心臓を栄養している冠動脈という血管が、何らかの理由で閉塞しておこる病気です。心筋梗塞発症から1時間以内に心停止する確率は約86%です。(日本循環器学会プレセミナーより)心臓の筋肉は永久細胞と言って、一度ダメージを負うと再生することはできません。後遺症では息切れが代表的です。普段の何気ない動きで息切れしてしまうので、日常生活に大きく影響します。
▢慢性腎臓病
慢性腎臓病の原因の一つに高血圧があります。慢性腎臓病が進行すると最終的に慢性腎不全になります。慢性腎不全は急性腎不全と比べて症状が出にくく、末期にいたるまで発見されにくいです。末期になるとほかの人の腎臓を移植してもらうか、人工透析が必要になってきます。人工透析の費用は1カ月に30万~50万、頻度は週2~3回、1回で3~4時間と自分の時間と費用をかっさらっていきます。しかも透析は死ねまで一生続きます。腎臓の病気も避けるためにも、血圧には気を使いましょう。因みに慢性腎不全の原因第一位は糖尿病です。
低血圧について
低血圧で一番問題なのは、そこまで問題視されていないところですね。高血圧に比べて数が少ないことや命に関わる症状が少ないことなどが理由です(知り合いのドクターに聞きました)。
低血圧で一番多いのは、高血圧と同じ『本態性低血圧』です。ベッドから起き上がった時orいすから立ち上がった時に、急にフラッとするのは『起立性低血圧』と言い、普段から低血圧でない人にもみられます。
因みに低血圧と貧血はまったく違うものです。二つの違いは原因にあります。貧血は鉄分不足、赤血球減少、ビタミンの摂取障害、骨髄異常などが原因で、低血圧で一番多い本態性高血圧の原因は不明です。同時になることはあるかもしれませんが、原因が違うので一緒に考えないように注意が必要です。
■高血圧、低血圧にならないために■
血圧をコントロールしていく中で一番大切なのは『生活習慣』です。生活習慣の中でも食事・運動・睡眠の三つがとても大切です。食事・運動・睡眠は健康の3要素です!血圧をコントロールする薬やサプリメントももちろん効果的ですが、健康の3要素に気を使っていれば正直必要ないです。サプリメントや薬はあくまでも補助なので、それに時間やお金を使う前に、土台となる食事・運動・睡眠を見直しましょう。
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それでは、またね✊